2025年9月25日、「採用と組織づくりをリードする」をコンセプトに掲げたイベント「FUZE2025」を開催しました。会場は、恵比寿駅近くのイベントホール「EBiS303」。当日は500名を超える参加者でにぎわいました。
この記事では、本イベントにおけるビジュアルのコンセプトや企画開発、各種造作物のクリエイティブについてご紹介します。
テーマ・ビジュアルの制作
FUZEでは毎年、時流を捉えたテーマを定めています。2025年は「社会全体で進む人材の流動化」と「企業が抱える早期離職の課題感」に焦点を当て、議論を重ねながら方向性を固めていきました。
メインテーマは「人材流動化の波に向き合う 組織とカルチャー」。転職が前提となりつつある時代に、人が根づいて、活躍できる組織をどう築いていくか。その問いを来場者の皆さんと共に考えながら、日々の業務に活かせるノウハウやヒントも持ち帰っていただけるよう、イベント全体を設計しました。
様々なモチーフ・デザインを発散
キービジュアルは、イベント名である「FUZE(起爆装置)」から着想。当日コンテンツのジャンル「トレンドを知る」「ノウハウを得る」「ネットワークを広げる」を表現するために、それぞれの要素を象徴するモチーフをデザインに落とし込んでいきました。
「トレンドを知る」(青) は、刺激や鋭さを感じさせるよう鋭角なフォルムで表現。「ノウハウを得る」(緑) は、学びから連想される脳波をモチーフに、波のような形状に。「ネットワークを広げる」(ピンク) は、三つの輪を重ね合わせ、交流の広がりを象徴しました。
FUZE2025 キービジュアル
LPデザイン
ムービーの制作
イベント開始の高揚感を演出するうえで欠かせないのが、オープニングムービーです。コンセプトメッセージを印象的に残すテロップワークと、モチーフの曲線を流動的に描くアニメーションで構成しました。
さらに、各コンテンツごとに流れるアタックムービーでは、コンテンツのジャンルに合わせた色のモチーフで展開。イベント全体の統一感を醸成しました。
会場造作
FUZE2025の世界観を創るため、大型パネル、本棚、トロフィー、ブース、ノベルティなど多岐にわたるデザインを手掛けました。
キービジュアルのモチーフをあしらった受付パネル
会場入り口の大型パネル。今年もフォトスポットとして行列が発生
Wantedly Awards 2025の受賞企業に贈られたトロフィーのデザイン
ステージ上のパネルや登壇資料のデザインも担当
自社で開発したオリジナルボードゲーム「THINK×SYNC」を来場者限定で配布
次世代型採用管理システム「Wantedly Hire」のブースデザイン
来場者配布用のウォーターボトルのデザイン
キービジュアルのモチーフをあしらったパスカードのデザイン
誘導パネルなどのデザイン
来場者限定で配布した「FUZEBOOK」のデザイン
これらの制作物に加えて、トークテーマの設計や会場導線、交流を促す仕掛けまで細部を磨き込み、体験全体をディレクションしていきました。
これからも「採用と組織づくりをリードする場所」をつくり続けるために、ウォンテッドリーらしいデザインで価値ある体験をお届けしていきます。
Creative Direction:Yusuke Mochizuki
Art Direction / Design:Mayo Uchimura
Design:Mona Nishiyama
Copy Writing:Akihiro Uemura
Movie:DICE Inc.