まるで画集をめくる様に、私たちWantedly Designのアウトプットを振り返る「W Art Book」シリーズ。ウォンテッドリーのデザイン組織は、“コミュニケーションデザインチーム”と“プロダクトデザインチーム”に分かれており、この記事ではそれぞれ専門のデザイナーが制作した2024年12月〜2025年5月までのアウトプットを、一部抜粋してご紹介する。
今期はデザイナー主導でWantedly Design主催のイベントを開催するなど、社外のデザイナーと積極的に交流する機会を増やしたり、様々なイベントづくりに携わる半年間だった。
Communication Design
コミュニケーションデザインチームのデザイナーは、コーポレート・ブランディングからマーケティング・クリエイティブまで、 Web、印刷物、イベント等の媒体を通して、シゴトでココロオドル体験の価値を伝える仕事だ。
Wantedly Culture Book 2025
ウォンテッドリー創業時からの歩みやバリューを含む、会社のあるべき姿を、創業者自身の言葉で綴った「Wantedly Culture Book 」。2015年の初版から、カバーデザインやコンテンツを年を重ねるごとにアップデートを続けている。
2025年のデザインコンセプトは「Combine」(結合)。Culture = 組織を支える軸となる「骨格」と捉え、骨細胞の顕微鏡画像をモチーフにデザイン。組織の一人ひとりが、細胞レベルで密度高く結合していくために、必要なエッセンスが詰まった一冊であることを表現している。既存のルールや常識にとらわれず、GAME CHANGEを起こしていくために、骨格から強固に組織を鍛えあげることで、高い目標にチャレンジしていこうというメッセージも込めた。
枝分かれと結合を繰り返しながら、いくつもの層が連なることで密度が高まっていく。そんなイメージを具現化するための手法としてUV加工印刷を採用。 用紙自体のマットな質感と、極限まで厚く盛ったニスのツヤ面とのコントラストで立体感を演出した。物理的な凹凸を感じるカバーを指でなぞることで、自然とページを開きたくなる設計に。何度も手にとってもらえるような、心地のよい手触りを実現。
Creative Direction : Yusuke Mochizuki
Design : Mona Nishiyama, Mayo Uchimura
Wantedly TECHBOOK EXTRA
ウォンテッドリーでは、有志で集まったエンジニア社員が普段の業務の中で得られた知見をまとめた技術本「Wantedly TECH BOOK」を定期的に制作している。2025年3月に開催された第17回データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム「DEIM2025」で、ウォンテッドリーの推薦システムについて書いた「Wantedly TECHBOOK |EXTRA Machine Learning 2025 Edition」を制作 / 配布。カバーデザインは、「DEIM2025」限定のデザインになっている。
Creative Direction : Yusuke Mochizuki
Design : Mona Nishiyama
Real Wantedly
共感できるビジョンやミッションを持つ企業・人にカジュアルに出逢える複数社合同での就職・転職マッチングイベント『Real Wantedly(リアル・ウォンテッドリー)』を開催。空間全体の統一感と役割認知を両立するデザインに刷新。タペストリー、チラシ、ネームカードなど、イベントで必要なグッズを制作し、会場内の情報設計を行いイベントを支援した。
Creative Direction : Yusuke Mochizuki
Design : Mona Nishiyama
Lab W
Wantedlyを使い倒し、自社の仕事に夢中になる人を仲間にするために、HRに携わる方々がつながり、学び、高め合うコミュニティ「Lab W」をウォンテッドリーが立ち上げた。また、コミュニティオープンに合わせてイベントも開催。「Lab W」のロゴ、イベントポスター、LabW Meeting / LabW Roundtable告知ビジュアルなどを制作し、コミュニティスタートのサポートを行った。
Design : Mayo Uchimura
Wantedly Designers Lounge
2024年11月から、Wantedly Designのデザイナー主導で新たにはじめたイベント「Wantedly Designers Lounge」。ウォンテッドリーオフィスのラウンジスペースを利用したカジュアルなトーク(雑談)イベントになっている。 イベントでは登壇者の話を聞くだけでなく、懇親会中などの会話から生まれる新しい学びや発見がある。参加可能人数はあえて絞ることで、イベント全体を通じて参加者同士の会話が生まれるように設計している。
Design:Mayo Uchimura, Mona Nishiyama, Haruka Nakano
Wantedly Slide Template / Layout & Design Library
社内資料の品質と制作効率を高めるため、プレゼンテンプレートを刷新。新たにレイアウトパターンと素材集も整備し、誰でも一貫性のあるスライドを作成できる基盤を構築。
Design : Haruka Nakano, Mayo Uchimura
アプリログイン画面のデザイン、コピー刷新
“Wantedlyで出会ったシゴトを通じてキャリアを広げている人”をイメージしたビジュアルとコピーでログイン画面を刷新。Wantedlyで出会った仕事が、その人らしい成長につながることを表現した。
Creative Direction : Yusuke Mochizuki
Design : Mona Nishiyama, Tomohiro Takemura
Editor:Akihiro Uemura
Key Visual(Story/プレリリース/メルマガ)
イベントの告知や、セミナー情報、キャンペーン情報などのニュースをスートリー(Blog)や、PR媒体などで発信する際のキービジュアルを作成。それぞれ訴求したいメッセージに合わせデザインし、ユーザーの興味を引くビジュアルに仕上げている。
Product Design
プロダクトデザイナーは日々、プロダクト改善におけるUI/UXを担当。仮説検証から得た考察や知見をもとに、常にユーザーに価値があるものを届けられるようプロダクトアップデートを行なっている。
スカウト送信予約
スカウトの送信予約機能を新たに開発。深夜帯のソーシング業務でも、相手に配慮した時間帯でスカウトを自動送信できるようにした。UIでは、「送信予約する」にチェックを入れると、送信予定日時と注意事項が自動で表示される設計。これにより、即時送信・送信予約の切り替えが直感的に行え、ユーザーが安心してスカウト業務を進められる体験を提供。
PdM:Minami Ueyama
Frontend:Shintaro Kawabe
Backend:Yusuke Sato, Tomomi Nishino
Designer : Narumi Kihira
性格診断アップデート
自己理解や相互理解を促す目的で、性格ごとの仕事やキャリアに関する、より詳細な傾向を新たに追加。診断を受けたユーザーがより自己理解・相互理解が進むよう改善した。
Creative Direction : Yusuke Mochizuki
Graphic Design : Mayo Uchimura
UI Design : Tomohiro Takemura
Editor : Akihiro Uemura
Frontend: Takashi Okada
プロフィールOGPリニューアル
SNSなどでプロフィールを共有した際に表示されるOGP画像を刷新。視認性・印象・クリック意欲の向上を目的に、ビジュアル言語を見直した。
Design : Kanon Iwamoto
PdM : Ryo Akagawa
Frontend : Takashi Okada, Kyuhwan Lee
Backend : Yoshihiro Ashida
Perk アップデート
Perkの特典幅の強化の一つとしてAmazon連携をリリース。また、2025年4月7日より、「giftee Box Select」は「Perkポイント」にリニューアル。コンビニやカフェに加え、映画チケットや図書券、育児用品など、より幅広いアイテムと交換可能に。毎週のポイント配布が、自分らしい選択を楽しめる体験へと進化した。
PdM : Shingo Tomioka
Engineer : Masato Ikeda
UI Design : Yuichi Tanaka