2024年4月16日、エンジニア向けブランデイングの第一弾として、ウォンテッドリーのエンジニア組織のビジョンやカルチャー、また扱っている技術の最新情報などを発信するサイト「Wantedly.engineering」をリリースしました。
サイトをリリースするにあたり、エンジニア組織のブランドコンセプトの開発から、サイトの企画・制作をデザインチームが主導し、エンジニアチームと共にプロジェクトを進めました。
ブランディングを開始した背景
ウォンテッドリーでは、以前よりエンジニアの採用に注力しており、テック系イベントへの協賛や、出展、登壇、テックブックの制作など積極的に情報発信を行っています。質の高い技術的な情報発信は行っているもののエンジニア組織自体の、目指すべきビジョンや、カルチャーなどについては積極的に発信できていませんでした。
また、組織として一貫したメッセージやイメージを明確にすることにより、情報発信やクリエイティブに一貫性が生まれるだけでなく、社内のエンジニアにも目指すべきビジョンを示すことができます。これは一体感の醸成やモチベーション向上にも寄与するため、エンジニア向けのブランディングを開始することになりました。
ブランド策定の準備
まずは、採用ターゲットを明確にするため、執行役員 VPoEの要に、組織の現状についてや、今後目指していきたい方向性などの想いについてヒアリングを行いました。
また、社内の採用ターゲットに近いエンジニアメンバーにもインタビューを実施。会社選びのポイントやウォンテッドリーを選んだ理由などを聞き「自社の魅力の言語化」を行っています。
ウォンテッドリーのエンジニア組織で魅力的に感じている項目として下記があげられました。
- 事業やプロダクトの成長への関与
- 数字に基づく意思決定の魅力
- 知名度のあるメンバー、外部発信力
- プロダクト開発への熱意
- ハイスキルなメンバーとの共業
- 明確な企業のMission, Vision, Valueとその浸透
- 一貫性のある全社の方向性
これらの魅力と、目指すべき姿をかけ合わせ、キーワードを抽出し、エンジニア組織としてのブランドメッセージを作成しています。
Wantedly.engineering ブランドメッセージ
エンジニア組織として、やるべきことはプロダクトの開発ですが、それは技術を使って「プロダクトを作る」ことが目的ではありません。技術や能力を使い、ウォンテッドリーが目指す「究極の適材適所により、シゴトでココロオドルひとをふやす」という「未来を創る」ことが目的です。
「One line, One Innovation」というブランドメッセージには、日々記述する無数のコードは単なる一行の文字列ではなく、その一行のコードが変革を起こし、誰かの未来を創るためのものになる。そのような想いを込めています。
そして、この新しいメッセージを体現する、キービジュアルをデザイン。変化しつづけるコード(ライン)の奥に、そこから生まれた新しい世界や、その世界を創っているエンジニアたちの姿が垣間見えるようなビジュアルになっています。また、開発において大切にしている価値観(Value)をソースコードに見立て、あしらいました。
Wantedly.engineringの今後について
今回のサイトリリースはエンジニア組織のブランディング施策の第一弾になります。今後は、Wantedly.engineeringをエンジニア向けのイベントや採用資料はもちろん、ノベルティなどにも一貫したメッセージングとビジュアルで展開していく予定です。
今まで以上に組織の魅力を伝え、一緒にココロオドル未来を創る仲間が増えるよう、ブランドを育てて行きたいと思います。
Creative Direction : Yusuke Mochizuki
Planning / Project Management : Takanori Shinmen
Design : Mona Nishiyama
Development : Toranosuke Ujike